本シンポジウムは終了しました。 たくさんのご来場、誠にありがとうございました。



「ポストムーアに向けた計算機科学・計算科学の新展開」シンポジウム
New Frontiers of Computer & Computational Science towards Post Moore Era


開催概要
日時12月22日(火) 10:00 開会
会場 東京大学 武田先端知ビル5階 武田ホール (アクセス
懇親会武田ホール ホワイエ
参加費無料(懇親会参加費:5000円程度予定)
共催東京工業大学 学術国際情報センター
東京大学 情報基盤センター
協賛北海道大学 情報基盤センター
九州大学 情報基盤センター
理化学研究所 計算科学研究機構
科学技術振興機構CREST「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフトウェア技術の創出」
学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)


開催趣旨
1960年代に米インテル社の創業者ムーアが唱えた「ムーアの法則(LSI上の複雑さ≒トランジスタ数は毎年指数的に増加する)」によるCPU性能の指数的な向上がこの数十年間持続され,科学技術の発展,社会インフラの充実に大きく貢献してきました。 しかし,近年リソグラフィーの微細化技術に限界,形成されるトランジスタの微細化による物性的問題等が相俟って,ムーアの法則が2025-2030年頃に終焉すると予測されています。 それはトランジスタあたりの電力が一定となり,計算性能(FLOPS)の伸びが停止することを意味しています。 そのようなポスト・ムーア時代において高性能計算技術の持続的発展を図るためには,幅広い分野の専門家の緊密な協力の下に,現状のスパコンに代表される計算性能(FLOPS)中心の性能向上技術からデータ移動(BYTES)中心に転換する新たな体系を築くことが必要です。
  本シンポジウムでは,国内外の3名の招待講演者も含めて,デバイス,アーキテクチャ,システムソフトウェア,アルゴリズム,アプリケーションの各分野の専門家が一堂に会し,ポスト・ムーア時代における様々な技術的問題点について議論することを目的とします。 本シンポジウムが契機となって,ポスト・ムーア時代に向けた分野間協力,国際協力の進展とともに,高性能計算の一般的原理を目指す,計算機科学・計算科学を融合した新たな学術領域の形成につながることを強く期待するものです。


招待講演・来賓挨拶
招待講演
黒田 忠広 教授 (慶應義塾大学 理工学部)
Richard Vuduc 准教授 (ジョージア工科大学)
若林 一敏 様 (NEC)

来賓挨拶
工藤 雄之 室長 (文部科学省 計算科学技術推進室)


プログラム
9:30 受付開始
セッション1 座長:中島研吾(東京大学)
 10:00-10:15オープニング
  松岡 聡(東京工業大学)(主催者挨拶)
  工藤雄之 室長(文部科学省計算科学技術推進室)(来賓挨拶)
 10:15-10:35本シンポジウムの趣旨
  松岡聡(東京工業大学) 発表資料
 10:35-11:15招待講演「ポストムーアのデバイス展望」
  黒田忠広 教授(慶應義塾大学理工学部)  発表資料
本講演では以下の問いを考えながら今後のデバイス技術を展望する。
  • ムーアの法則はいつ、なぜ終わるのか?
  • SoCはどうなるか?
  • ダークシリコンはなぜ増えるのか?
  • 電源電圧は何ボルトまで下げることができるか?
  • 電源電圧を更に下げると何が起こるか?
  • トランジスタのリークは解決できるか?
  • More Moore、More than Moore、Beyond CMOSとは何か?
  • DRAMやNANDを置き換える新型メモリは何が本命か?
  • メモリのアクセスがコンピュータの性能を律速するのはなぜか?
  • コンピュータの電力効率を高めるために何をすべきか?
セッション2 座長:天野英晴(慶應義塾大学)
 11:15-12:00「ポストムーアのアーキテクチャ」
   イントロダクション
天野英晴(慶應義塾大学) 発表資料
井上弘士(九州大学) 発表資料
工藤知宏(東京大学) 発表資料
(12:00-13:00:休憩)
セッション3 座長:松岡 聡(東京工業大学)
 13:00-13:40招待講演「第三のコンピュータの可能性」
  若林 一敏 様(NEC)
 本講演は、FPGA等の再構成可能チップと高位合成ツールを組み合わせた「第三のコンピュータ」の性能に関して、 CPU、GPGPUとの比較をしながら解説する。最初に、CPUやGPGPUでは解決が難しいフォンノイマンボトルネックを 克服できる可能性のある第三のコンピュータの適用が実用レベルでも進んでいることを紹介する。次に、プロセッサと FPGA等のコンパイラから見た場合のアーキテクチャの違いをFSMDモデルを用いて解説する。FPGA等はプロセッサに 比べ柔軟で、豊富な演算資源と豊富な配線資源をもっている。制御構造をもったプログラムはGPGPUなどでは並列化が難しいが、 高位合成を利用すれば、制御構造を持つプログラムに対しても、上記の豊富な演算資源をシングルプログラムででも利用可能で あることを示す。制御依存を越えられることによる並列化の実験結果も示す。
 13:40-14:25「ポストムーアのシステムソフトウェア」
   イントロダクション
田浦健次朗(東京大学) 発表資料
松岡 聡(東京工業大学) 発表資料
丸山直也 (理化学研究所) 発表資料
(14:25-14:45:休憩)
セッション4 座長:中島研吾(東京大学)
 14:45-15:25招待講演「Is There Life After Moore for Computational Science?」
  Richard Vuduc 准教授 (ジョージア工科大学)   発表資料
Among all the technologies being considered in the era of post-Moore computing, which ones will have the biggest impacts on the practice of computational science and engineering (CS&E)? I'll discuss some of these technologies from the perspective of CS&E algorithms and applications. Drawing from my own lab's findings, I'll make a case for alternative cost models and design paradigms for creating and analyzing algorithms, as well as for a case for tunable polyalgorithms, using some non-trivial examples.
 15:25-16:10「ポストムーアのアプリケーション,アルゴリズム」
   イントロダクション
岩下武史(北海道大学) 発表資料
片桐孝洋(東京大学) 発表資料
中島研吾(東京大学) 発表資料
(16:10-16:30:休憩)
セッション5 パネルディスカッション
 16:30-17:30パネルタイトル「ポストムーアに向けた研究開発の展望」
   モデレータ:丸山直也(理化学研究所)
パネリスト:石井康雄(ARM), 市村強(東京大学), 片桐孝洋(東京大学), 近藤正章(東京大学), 佐野健太郎(東北大学)
17:30-17:40  クロージング:松岡 聡(東京工業大学)
18:00-  懇親会


参加登録
シンポジウム・懇親会の事前登録は こちら から。


実行委員会
実行委員長松岡 聡(東京工業大学)
実行副委員長中島 研吾(東京大学)
天野 英晴(慶應大学)
現地開催担当田浦 健次朗(東京大学)
会場・広報担当大島 聡史(東京大学)
実行委員井上 弘士(九州大学)
(あいうえお順)岩下 武史(北海道大学)
遠藤 敏夫(東京工業大学)
片桐 孝洋(東京大学)
工藤 知宏(東京大学)
佐藤 仁(東京工業大学)
實本 英之(東京工業大学)
額田 彰(東京工業大学)
野村 哲弘(東京工業大学)
塙 敏博(東京大学)
丸山 直也(理化学研究所)

お問い合わせ先(実行委員用メールアドレス): p-moore-ws2015 at googlegroups.com